ドイツ兵捕虜の子孫が墓参り 「100年以上も墓をきれいに」住民に感謝 大分市「桜ヶ丘聖地」

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墓参りしたドイツ大使館武官の大佐・カーステン・キーゼヴェッターさん(右)=大分市駄原の桜ヶ丘聖地で2020年11月13日午前11時6分、津島史人撮影
墓参りしたドイツ大使館武官の大佐・カーステン・キーゼヴェッターさん(右)=大分市駄原の桜ヶ丘聖地で2020年11月13日午前11時6分、津島史人撮影

 第一次世界大戦で捕虜として大分市で収容中に病死し、同市駄原の「桜ヶ丘聖地」(旧陸軍墓地)に墓碑があるドイツ兵の子孫が13日、現地を訪れ異国の地で亡くなった祖先を悼んだ。【津島史人】

 墓地に眠るのは、大戦で海軍兵として出兵し、中国・青島に配備されていたユリウス・キーゼヴェッターさんと、リヒャルト・クラインさん。2人は日本との交戦でドイツが降伏したため、大分市金池町の小学校敷地内につくられた収容所に収容された。

 ユリウスさんは1917年に37歳で、リヒャルトさんは16年に29歳で病死し、桜ヶ丘聖地に墓が残る。

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