〇西武5―4日本ハム●(3日・メットライフ)
西武が3連勝で開幕2戦目の6月20日以来となる2位タイに浮上した。増田が球団最多となる136セーブ目を挙げた。
11月だというのに、西武の抑え・増田の顔は汗びっしょり。それだけの重圧を背負って、今季47回目のマウンドに上がった。日本ハム打線を3者凡退に抑え、リーグ最多の33セーブ目。最後の打者を打ち取ると、グラブをバチンとたたき、表情を崩した。
九回、相対したのは日本ハムの中軸打者。点差はわずかに1だ。「本塁打も許されない」と細心の注意を払いながらも、大胆に攻めた。「真っスラ」と呼ばれる速球は、スピードが落ちづらく打者の手元で微妙に変化する。この独特な球で西川、中田を連続三振。最後は大田を右飛に仕留めた。これで通算セーブ数を136とし、豊田清・1軍投手コーチの持つ球団記録を更新。「皆さんに感謝したい」と喜んだ。
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