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2020大阪都構想

2020年11月1日投開票の大阪都構想住民投票を巡る動きを追います。

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都構想反対「一枚岩」ほど遠く 大阪の自民、公明との関係もぎくしゃく

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会合終了後、自民党大阪府議団内での都構想への賛否が同数となったことを説明する原田亮幹事長(右)と奴井和幸総会議長=大阪府庁で2020年8月25日午後5時45分、石川将来撮影
会合終了後、自民党大阪府議団内での都構想への賛否が同数となったことを説明する原田亮幹事長(右)と奴井和幸総会議長=大阪府庁で2020年8月25日午後5時45分、石川将来撮影

 自民党大阪府連が「大阪都構想」の住民投票対策本部を発足させた9月19日、多賀谷俊史幹事長(大阪市議)は、報道陣の前で厳しい表情を浮かべた。「府連は一枚岩になっている。メリットとデメリットの両方を訴えることはない」

 2015年の住民投票に続いて反対する府連が、あえて強調しなければならないのは、一部の府議が賛成を公言したためだ。箕面市などを選挙区とする府議団の原田亮幹事長らが、府全体ではメリットが大きいとして賛成を表明。7月の幹事長就任記者会見では「今後は賛成に大きくかじを切った団運営を行う」と宣言した。

 だが、大阪市内を選挙区とする府議を中心に反対意見は根強く、「幹事長が勝手に発言しているだけで、府議団のコンセンサス(合意)を得ていない」「目立ちたいだけだ」と冷ややかな声が聞かれた。

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