特集

佐藤翔馬(競泳)|東京オリンピック

延期で一気に力をつけた慶応ボーイ。五輪連覇の北島康介と同じスイミングスクールで「北島2世」と呼び声高い

特集一覧

世界歴代5位にも「複雑です」 競泳男子・佐藤 志高い北島の「後継者」

競泳の日本学生選手権男子200メートル平泳ぎ決勝を大会新記録で制し、ポーズを決める佐藤翔馬=東京辰巳国際水泳場で2020年10月4日(代表撮影)
競泳の日本学生選手権男子200メートル平泳ぎ決勝を大会新記録で制し、ポーズを決める佐藤翔馬=東京辰巳国際水泳場で2020年10月4日(代表撮影)

 競泳の日本学生選手権(インカレ)は最終日の4日、東京辰巳国際水泳場で行われ、男子200メートル平泳ぎで佐藤翔馬(慶大)が世界歴代5位相当の2分7秒02の大会新記録で連覇を果たした。

 フィニッシュした佐藤はすぐさま電光掲示板に目をやると、悔しそうに天井を仰ぎ見た。東京オリンピック代表候補の渡辺一平(トヨタ自動車)が持つ日本記録(2分6秒67)はおろか、世界記録(2分6秒12)を出すと公言して臨んだ決勝の舞台。「自己ベストはうれしいけど……複雑です」。笑顔の中にも悔しさをのぞかせた。

残り50メートルで失速「焦りすぎた」

 無理もない。ターンの度に日本記録を上回るペースが表示され、無観客で関係者しかいない会場でさえもざわついていた。「前半…

この記事は有料記事です。

残り403文字(全文723文字)

あわせて読みたい

この記事の筆者

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月