水俣の受難、一人芝居 石牟礼道子「苦海浄土」を脚本化 古民家で10月上演 埼玉・小川

照明代わりの竹灯籠を作る俳優の江良潤さん=埼玉県小川町で、岡礼子撮影
照明代わりの竹灯籠を作る俳優の江良潤さん=埼玉県小川町で、岡礼子撮影

 水俣病患者らの受難を描いた作家、石牟礼道子さんの代表作「苦海浄土(くがいじょうど)」を基にした一人芝居「天の魚(いを)」が10月24日、埼玉県小川町角山の「岩田古民家やしきぼっこ」で上演される。俳優の江良潤さんが演じる。【岡礼子】

 「天の魚」は、胎児性水俣病の孫と暮らす老漁師が水俣病や海への思いを語りかける作品で、俳優の故・砂田明さんが脚本化。1979年から亡くなる93年まで、全国で計556回上演した。江良さんは「砂田さんの志を伝えたい」と後を継ぎ、2017年から水俣病センター相思社(熊本県水俣市)のほか、東…

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