コロナ時代、大転換を迎える日本・東京はどう動くべきなのか? ジャーナリスト田原総一朗氏と元厚生労働大臣・元東京都知事の舛添要一氏が大激論!(構成:本郷明美/写真:林直幸)
前編はこちら:日本のコロナ対策は最初から間違っていた…「最大の問題」はこれだ!
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小池都知事は問題を理解していない
田原 東京都でいえば、世田谷区は「誰でも いつでも 何度でも」を掲げて、PCR検査を大幅に拡充しようとしています。希望する介護者・保育者などには公費で検査を実施するそうですが、お金はどうするんだろう?
舛添 世田谷区はお金がありますし、保険を適用すればいいんですよ。
田原 なぜ小池都知事は、世田谷区のように東京都全体で全員検査をすると言わないんだろう?
舛添 彼女はまったく感染症問題を理解していないからです。安倍首相と同じです。
田原 そうですか?
舛添 東京にはノーベル賞クラスの医者もいるんだから、そういう専門家に話を聞けばいいんですが……。
田原 舛添さんは小池と話はしないの?
舛添 全然話さないです。今は私、世捨て人ですから。
田原 小池に紹介しようか。
舛添 いいです、いいです(笑)。しかし、東京が歌舞伎町をしっかり封じ込めていれば、第二波は起こってなかったはずです。私が都知事だったら、歌舞伎町を封鎖する。封鎖という言葉が悪ければ、働いている人全員に強制的に検査させますね。
田原 どうして小池さんはしなかったんだろう?