鹿児島・長崎6370戸でなお停電 台風10号 宮崎・椎葉村土砂崩れ、日没まで捜索

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大量の土砂が崩落した現場で捜索を続ける宮崎県警や大阪府警の警察官ら=宮崎県椎葉村下福良で2020年9月8日午後1時46分、上入来尚撮影
大量の土砂が崩落した現場で捜索を続ける宮崎県警や大阪府警の警察官ら=宮崎県椎葉村下福良で2020年9月8日午後1時46分、上入来尚撮影

 台風10号による土砂崩れで4人が行方不明になっている宮崎県椎葉村(しいばそん)では、8日朝から地元消防や県警などが捜索を続けた。九州では8日午後10時現在、鹿児島、長崎両県の6370戸で停電も続いており、九州電力が9日中の復旧を目指している。台風10号による死者は鹿児島、佐賀両県で各1人。負傷者は8日午後5時現在、九州や関西などで108人になった。

 椎葉村の現場では村道沿いの山の斜面が100メートル以上の高さから崩れ、大量の土砂が建設会社「相生組」の事務所と隣接する住宅を押し流した。経営者の70代男性は自力で脱出したが、60代の妻と30代の長男、20代のベトナム人男性技能実習生2人の行方が分かっていない。現地では朝から消防や、大阪府警の応援を受けた宮崎県警が日没まで捜索を続けた。

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