北海道寿都町、核のごみ処分場選定調査の最終段階に意欲 知事は反対姿勢

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記者会見に応じる北海道寿都町の片岡春雄町長=同町で2020年8月26日、山下智恵撮影
記者会見に応じる北海道寿都町の片岡春雄町長=同町で2020年8月26日、山下智恵撮影

 原発の使用済み核燃料から生じる高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた第1段階の文献調査への応募を検討している北海道寿都(すっつ)町の片岡春雄町長が3日、同町であった鈴木直道知事との会談で、3段階ある調査の最終段階に当たる「精密調査」まで進む意欲を示した。鈴木知事は「受け入れられない」と反対姿勢を鮮明にした。

 同町の文献調査への応募検討が表面化して以降、両トップの会談は初めて。片岡町長は、最終処分場選定に向け3段階ある調査を「勉強期間」や「学校」などに例え、「(3段階目まで)中退しないようにしたい。そこまでいけば相当の実力がつき(処分場の受け入れ可否の)判断ができる」と述べた。

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