ありがとう、としまえん 1世紀の歴史に幕「最後まで楽しませてもらった」

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閉園の日を迎えた遊園地「としまえん」の回転木馬「カルーセルエルドラド」の周囲に集まる大勢の来園者=東京都練馬区で2020年8月31日午後7時半、吉田航太撮影
閉園の日を迎えた遊園地「としまえん」の回転木馬「カルーセルエルドラド」の周囲に集まる大勢の来園者=東京都練馬区で2020年8月31日午後7時半、吉田航太撮影

 1世紀近い歴史を誇る遊園地「としまえん」(東京都練馬区)は31日夜、最後の営業を終えて閉園した。長年にわたり、世代を超えて愛された遊園地。厳しい暑さにもかかわらず、名残を惜しむ大勢の客が、最後の思い出を胸に刻んだ。

 コロナ禍にもかかわらず、来園者で連日にぎわうとしまえん。この日も午前9時の開園を前に大勢がチケット売り場に列をなした。「今までありがとう」「お疲れさま」。園内のメッセージボードは、感謝やねぎらいの言葉でいっぱいだ。

 とりわけ人気を集めたのは、ドイツで1907年に製造され、世界最古級とされる回転木馬「カルーセルエルドラド」。開園から長蛇の列ができ、夕方は待ち時間が2時間を超えた。エルドラドを背景にスマートフォンで記念撮影をする家族連れやカップルらも相次いだ。

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