スリランカ、中国頼み続く公算
シンガポール国立大学リー・クワンユー公共政策大学院客員准教授 ラジーン・サリー氏
5日投票のスリランカ議会選は、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領の支持勢力が圧勝した。ゴタバヤ氏の兄で、首相のマヒンダ・ラジャパクサ元大統領が党首を務めるスリランカ人民戦線(SLPP)が、第1党になった。ラジャパクサ兄弟による統治の拡大は、スリランカ国内と対外関係にとって何を意味するのか。
予想されるのは、不自由な民主主義や国家主導の経済などだ。2015年まで大統領を務めたマヒンダ氏の政治の特徴は、中...
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