横浜市のIR実施方針公表、無期限延期 誘致遅れは不可避

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記者の質問に答える横浜市の林文子市長=同市中区の市役所で2020年8月19日午後2時30分、樋口淳也撮影
記者の質問に答える横浜市の林文子市長=同市中区の市役所で2020年8月19日午後2時30分、樋口淳也撮影

 横浜市の林文子市長は19日の定例記者会見で、8月に予定していたカジノを含む統合型リゾート(IR)の実施方針の公表について「現下の状況ではできない」と述べ、再延期すると発表した。新型コロナウイルスの影響や国の基本方針が決まらないことが要因。今後の公表時期についても明言せず、事実上の無期限延期となった。誘致計画全体が遅れるのは不可避で、先行きは不透明になっている。【樋口淳也、中村紬葵】

 実施方針は当初、6月の公表を予定していた。しかし林氏は4月、感染が拡大する新型コロナへの対応を優先するとして、8月への延期を表明していた。その際、林氏は国が案を提示している自治体からの申請受付期間(2021年1~7月)を念頭に「作業上はぎりぎり」と日程への懸念を示していたが、さらに後ろ倒しすることになった。

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