日華懇、李登輝元総統弔問の訪台を報告 森元首相「心込めて弔意」

台湾の李登輝元総統=台北市(共同)
台湾の李登輝元総統=台北市(共同)

 7月30日に死去した台湾の李登輝元総統を追悼するため、台北市に弔問団(団長・森喜朗元首相)を派遣した超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)が19日、国会内で報告会を開いた。

 冒頭、李氏に黙祷(もくとう)がささげられた後、古屋圭司会長が「日本人以上に日本の精神文化を理解し、私たちに勇気と希望を与えていただいた」とあいさつ。現地で蔡英文総統と会見し、李氏に対する安倍晋三首相の感謝の言葉などを伝えた森氏が「心を込めて弔意を申し上げてきた」と報告した。

 また、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(駐日大使に相当)が台湾で弔問が高く評価されたと述べた上で「李先生が残してくれた絆を大事にし、日台関係をさらに深めて友好交流をつなげていきたい」と語った。謝氏は日華懇のメンバーに対し、産経新聞の河崎真澄特別記者兼論説委員が記した『李登輝秘録』(産経新聞出版)を贈呈した。

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