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東大やパナソニックらで、専用チップ開発を10倍加速する技術研究組合設立

先端システム技術研究組合

 東京大学凸版印刷株式会社パナソニック株式会社株式会社日立製作所および株式会社ミライズテクノロジーズは17日、「先端システム技術研究組合(RaaS:Research Association for Advanced Systems)」の設立を発表した。

 先端システム技術研究組合は、データ駆動型社会の実現に向けた専用チップの開発加速、および最先端の半導体技術をサービスとして提供することを目的とした組織。専用チップを素早く設計でき、最先端半導体技術を用いて製造が可能になるという。

 アジャイル設計手法によるオープンアーキテクチャなチップ開発や、積層SRAMなどの3次元集積技術の研究開発などを実施。専用チップにおける開発効率を10倍に引き上げるとともに、エネルギー効率も10倍まで高めることを目標に定めている。

 組合員は共同でデザインプラットフォームの研究開発を進め、これを活用して各自が実現したシステムを開発・事業化していくとしている。