東日本大震災
部活も怒られたこともみんな思い出 震災乗り越えた校舎に別れ 女川小・中
毎日新聞
2020/8/1 12:02(最終更新 8/1 12:02)
有料記事
757文字
- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県女川町の中心部に女川小・中学校の新校舎が完成し、現校舎で最後の終業式の31日、女川中と女川小の児童生徒がそれぞれ、思い出の詰まった学びやに感謝と別れを伝えた。
両校舎はそれぞれ町の中心部を見下ろす高台にあり、震災の津波は及ばなかったが、自宅を流された児童生徒や住民が一時避難するなど、被災の記憶を歴史に刻む。元々は女川中が1967年に完成した女川一中校舎、女川小は81年建造の女川二小校舎。今夏、小・中併設の新校舎が町役場の向かいに完成し、8月23日の2学期始業式から通学する。
女川中ではこの日、「校舎お別れ会」が開かれた。生徒会執行部が現校舎に感謝を込めて製作した映像を全校生徒で視聴後、ベランダに並び、現校舎で最後の記念撮影。一斉に教室の方へ振り返り、「ありがとうございました」と一礼した。
この記事は有料記事です。
残り389文字(全文757文字)
【時系列で見る】
-
生き別れ、そして震災死 10回目の秋を迎えても…息子と会えぬ父の自責の念
1323日前 -
「ようやく漁ができる」 東日本大震災の海中ガレキ、岩手県内は撤去終了
1323日前 -
旧役場跡地の地蔵保存 「鎮魂の森」は設計案見直し 岩手・大槌
1324日前 -
9年半たっても「総額わからない」 膨らむ福島第1廃炉費 すでに当初試算の27倍
1338日前 -
J1川崎、復興支援の酒「青椿」発売 選手らが米作り 岩手・陸前高田と交流
1339日前 -
小中一体の新校舎に初登校 宮城・女川町 バス通学から徒歩に
1341日前 -
東日本大震災の被災遊覧船復元断念 寄付集まらず民宿も 岩手・大槌町
1342日前 -
Jヴィレッジの除染廃棄物 施設内に2年間こっそり保管 8月ようやく搬出
1349日前 -
宮城の被災地に満開のヒマワリ180万本
1351日前 -
部活も怒られたこともみんな思い出 震災乗り越えた校舎に別れ 女川小・中
1363日前 -
宮城・名取の水産業復興へ…「閖上わかめ」に寄付 サッポロHD
1365日前 -
東日本大震災で全壊の「ホエールランド」開館へ 流失免れた巨大骨格9年ぶり展示 宮城・石巻
1375日前 -
汚染処理水処分、海洋放出に反対表明の住民も 政府が5回目の地元意見聴取
1378日前 -
福島・浪江に初のビジネスホテル 一時帰宅の「交流の場」期待も
1380日前 -
福島県産の桃・カツオ・夏野菜PR TOKIO新CM 15日から放送
1382日前 -
「避難指示解除に道筋」飯舘・菅野村長が引退表明 福島
1389日前 -
9年経て親族の元へ 津波で犠牲の99歳女性 79歳おい「ようやく胸に」 石巻
1393日前 -
東電、燃料デブリ取り出すロボットアームの概要発表 福島第1原発廃炉に向け
1393日前 -
気仙沼湾横断橋つながる 復興のシンボル、年度内開通へ
1404日前