被爆者援護法の理念を重視 「黒い雨」判決 原告勝訴で何が変わる?
毎日新聞
2020/7/29 21:29(最終更新 7/29 22:44)
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「黒い雨」に遭った原告84人全員を被爆者と認めた29日の広島地裁判決は、原爆の悲惨さや、放射線被害の特殊性を踏まえ、国の責任による「国家補償的配慮」が必要だとする被爆者援護法の理念を前面に打ち出した。被爆から75年。判決が確定すれば、救済対象を一部の区域のみに限定してきた国の援護行政の在り方が、根底から見直しを迫られる可能性がある。
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