26日に閉店することが決まった「ジャン=ポール・エヴァン」京都本店(京都市中京区)

26日に閉店することが決まった「ジャン=ポール・エヴァン」京都本店(京都市中京区)

 フランスの高級チョコレート店「ジャン=ポール・エヴァン」の日本初の路面店として開業した京都本店(京都市中京区)が26日をもって閉店することが、このほど分かった。運営する「ジャン=ポール・エヴァン・ジャポン」は「会社として総合的に判断した結果」としている。

 「ジャン=ポール・エヴァン」は、フランス国家最優秀職人章(MOF)の称号を持つジャン=ポール・エヴァン氏が1988年に創業。京都本店は2016年10月オープンした。「アラパリジェンヌ(パリらしさ」をコンセプトに「京都にあるパリ」を目指した。

 定番商品のほか、京都地域限定商品も販売しており、抹茶を使用したケーキ「キブネ」やボンボンショコラ「マッチャ」は特に人気が高い。イートインスペースを併設し、こだわりのスイーツや軽食をその場で楽しむことができる。

 女性客が多く、限定商品を求めて遠方から足を運ぶ人もいるという。松田祐次郎店長は「残り少ない営業だが、最後までショコラやバーメニューを楽しんでほしい」と呼び掛けている。