セクハラ被害女性が声明 市や警察に真相究明要求 ソウル市長自殺

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「ソウル市長による威力的なセクハラ事件に関する会見」と書かれた横断幕を掲げ、記者会見する女性支援団体の幹部や弁護士ら。被害を受けた元秘書のメッセージも代読された=ソウル市内の社団法人「韓国女性の電話」事務所で2020年7月13日、堀山明子撮影
「ソウル市長による威力的なセクハラ事件に関する会見」と書かれた横断幕を掲げ、記者会見する女性支援団体の幹部や弁護士ら。被害を受けた元秘書のメッセージも代読された=ソウル市内の社団法人「韓国女性の電話」事務所で2020年7月13日、堀山明子撮影

 韓国の朴元淳(パクウォンスン)ソウル市長の元秘書の女性職員が、朴氏が自殺する前日、朴氏をセクハラで刑事告訴していた問題を巡り、元秘書の弁護士らが13日、ソウル市内で記者会見した。「告訴された人が亡くなったからといって、被害が消えたわけではない」と主張し、国、ソウル市、警察に真相調査団を構成し、被害者の人権を回復するよう要求した。

 弁護士によると、元秘書は4年間にわたり市長執務室内の寝室で朴氏に体を触られたり、深夜にSNS「テレグラム」のメッセージを通じて朴氏の下着姿の写真を送られたりするなどセクハラを受けた。人事異動で秘書室を去った後の今年2月にもメッセージが来たため、朴氏が自殺する前日の7月8日に刑事告訴状を提出していた。

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