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MLB最高の選手は誰だ! 救援投手総合能力値ランキング1位~5位。最強リリーフ左腕、無冠の帝王も(2019シーズン版)

マイク・トラウトやジャスティン・バーランダーを筆頭に、MLBには数々のスター選手が存在する。そして、それらの選手をあらゆる視点から分析することも野球観戦の醍醐味だろう。今回ベースボールチャンネル編集部では、メジャー屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(年俸は『BASEBALL REFERENCE』、変化球割合は『MLB.com』を参考)。※成績は2019シーズンのみ、サイン盗み等を考慮しないものとする

2020/07/11

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【総合5位】ロベルト・オスーナ


 
 2018年覇者のアストロズをさらなる強豪に引き上げたオスーナが総合5位となった。昨季38セーブを挙げアメリカン・リーグの「セーブ王」となった右腕は、デビューから5年連続20セーブ以上という記録も更新中だ。
 

 
 オスーナは総合トップ5の中でフォーシームの平均球速が最も速い96.8マイル(約156キロ)を計測し、「球速」では95点をマーク。その上、9イニング当たりの与四球も1.7個とトップレベルで「制球力」の面でも95点と高い点数を稼いだ。
 
 65回を投げて73個の奪三振というのは速球派のクローザーとしては寂しい数字だが、1イニング当たり14.8球と少ない球数で打者を抑えられたことで「投球効率」は93点。見かけによらず(?)丁寧な投球が好成績につながった。
 
 シーズンが終盤に差し掛かるにつれて被打率も低くなり、7月には.238だったのが9月~10月には.171と劇的に良化した。得点圏での被打率もシーズンを通じて.186と1点台をキープし、25歳と若くしてメンタル面での心配も少ない。

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