C大阪は思い描いた「先行逃げ切り」で「大阪ダービー」を制した。前半終了間際に左サイドを崩し、丸橋のクロスを奥埜が決めて先制。後半17分にも清武のバックパスから丸橋が豪快なミドルシュートを放って追加点を奪った。
「あの距離は思い切り振り抜こうと思った」と丸橋。その後は、昨季リーグ最少失点の固い守りでG大阪の反攻をPKによる1点でしのいだ。
C大阪がG大阪のホームでダービーを制するのは、J1リーグ戦では2003年以来。「われわれは自分のプランを続けることで、落ち着いて対応できた」とロティーナ監督。丸橋は「(途中交代で長身の)パトリックが入ってくるのは分かっていたし、最後はみんな体をはって守った」としてやったりの表情を浮かべた。(北川信行)