動かない「日朝」の扉 横田滋さん死去
頼みの米政権も逆風下
中学1年生の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、被害者救出活動のシンボルだった横田滋さんが87歳で亡くなった。娘を探し続けて43年。この間、北朝鮮が日本人拉致を認め、被害者5人の帰国が実現したものの日朝交渉は長く停滞し、「拉致」の扉は動いていない。
2002年9月17日、めぐみさんら拉致被害者の安否を伝える北朝鮮の調査報告を、日朝首脳会談の取材で訪れていた平壌のホテルの一室で聞いた。ず...
金正恩(キム・ジョンウン)総書記のもと、ミサイル発射や核開発などをすすめる北朝鮮。日本・アメリカ・韓国との対立など北朝鮮問題に関する最新のニュースをお届けします。