「子どもにもっと本との出会いを」故人の寄付で移動図書館車新調 鹿児島・志布志

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新しい移動図書館車で本を選ぶ原田小の児童たち=鹿児島県志布志市立原田小学校で2020年6月2日午後1時38分、新開良一撮影
新しい移動図書館車で本を選ぶ原田小の児童たち=鹿児島県志布志市立原田小学校で2020年6月2日午後1時38分、新開良一撮影

 鹿児島県志布志市立図書館に新しい移動図書館の車が配備され、巡回を始めた。新車両は6日に一周忌を迎える市内の元小学校教諭、上畑静江さん(享年76)の寄付金で購入。「子どもたちにもっと本との出合いを」と生前語っていた上畑さんの思いを乗せ、子どもたちに本と笑顔を届けている。

 「本を読むことが大好きなので、とっても楽しみ」。市立原田小で2日、約2500冊の本を積載した車がやってくると、児童らはお気に入りの絵本や伝記などを選び、目を輝かせながらページをめくった。

 新しい移動図書館車は教員を退職後、本の読み聞かせなど図書館ボランティアとして活躍した上畑さんが「図書館のために使って」と市に3000万円を寄付して実現。「がんがらちゃん しずえ号」と命名し、3.5トントラックを改装した。

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