黄金色に染まる麦畑と水田が田園地帯にまばゆいコントラストを描く(彦根市日夏町)

黄金色に染まる麦畑と水田が田園地帯にまばゆいコントラストを描く(彦根市日夏町)

 収穫期が間近となった麦が、滋賀県内各地の田園地帯を黄金色に彩っている。湖東地域では田植えが終わった水田のそばで、実った穂が風に揺れ、麦秋の訪れを告げている。

 彦根市の犬上川と宇曽川の間に広がる農地には、色付く麦畑と早苗が浮かぶ田んぼが混在して並ぶ。同市日夏町の荒神山の中腹から眺めると、一帯の田畑がまばゆいコントラストを描いている。

 JA東びわこ(彦根市)によると、管内の約1100ヘクタールで、138軒の農家がうどんなどに用いられる小麦「ふくさやか」を生産するほか、大麦も一部で栽培されるという。収穫は6月上旬から始まる。