京都府の休業要請の一部解除を受け、専門店街の営業を再開した「イオンモール京都桂川」(18日午前10時、京都市南区)

京都府の休業要請の一部解除を受け、専門店街の営業を再開した「イオンモール京都桂川」(18日午前10時、京都市南区)

 新型コロナウイルスの影響で臨時休業していた京都と滋賀の「イオンモール」は18日、営業を一斉に再開した。京都府や滋賀県の休業要請の解除などを踏まえ、感染対策を徹底しての営業開始となった。


 緊急事態宣言の発令後、イオンモールは各店舗の総合スーパーなどを除いて全国の施設を休館していた。
 京都市南区の「イオンモール京都桂川」では、220店の専門店テナント中、約190店が営業を再開。換気や消毒の強化に加え、混雑状況によって入場制限するなどの感染対策を実施する。
 買い物に訪れた京都府向日市の女性(68)は「日常使う物がなかなか売っておらず不便だった。専門店の方が品ぞろえがよい」とほほ笑んだ。イオンモール京都桂川の東雅史ゼネラルマネージャーは「地域のニーズや出店者のためにも再開を決めた。安心安全を前提に準備した」と語った。


 イオンモールは府内に5店、県内は草津市に1店ある。営業時間は全店で当面の間は短縮し、物販で午前10時~午後7時。
 イオン系列の商業施設「河原町オーパ」(京都市中京区)、「北大路ビブレ」(北区)も18日から営業を再開した。