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かばんの技術、フェースシールドに 本業9割減 兵庫の業者「医療」に活路 

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顔を覆うフィルムが布製接着テープで取り換え可能なフェースシールドの可動タイプ(右)と使い捨ての不動タイプを持つ服部清隆社長。可動タイプは装着したままフィルムを上に跳ね上げることができる(奥)=兵庫県豊岡市小田井町の服部本社で、村瀬達男撮影
顔を覆うフィルムが布製接着テープで取り換え可能なフェースシールドの可動タイプ(右)と使い捨ての不動タイプを持つ服部清隆社長。可動タイプは装着したままフィルムを上に跳ね上げることができる(奥)=兵庫県豊岡市小田井町の服部本社で、村瀬達男撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で売り上げが激減した兵庫県豊岡市小田井町のかばんメーカー「服部」(服部清隆社長)が、かばんの材料を転用して医療用フェースシールドを作った。県からは早速、3万個の発注があり、受注した。服部社長は「新型コロナの影響で売り上げが9割減となり、このままではかばん産地が崩壊してしまう。かばんの技術を使い、世の中に役立つことをしたい」と医療分野に活路を見いだしている。【村瀬達男】

 開発のきっかけは、同社営業担当の入梅功さん(48)が今月1日、休日診療所や乳幼児検診を担当する同市健康増進課から「ゴールデンウイーク分のフェースシールドが足りない」と相談を受けたこと。公立豊岡病院からフェースシールドの見本を借り、協力工場と共同で試作品を作製。同課の意見を聞いて改良し、製品化した。

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