×

日産従業員「聞ける雰囲気ではなかった」

2017年10月20日 13:06
日産従業員「聞ける雰囲気ではなかった」

 日産の無資格検査問題を受け、現役の従業員が日本テレビの取材に「おかしくても聞ける雰囲気ではなかった」などと工場の実態を語った。

 日産の西川社長は19日、無資格検査問題を受け、国内向けの全車両の出荷停止を発表した。自動車の組み立てを担当している従業員が日本テレビの取材に実態を話した。

 組み立て担当の従業員「一人あたりの仕事量が多めでして、やはりきつくは感じますね。人の入れ替わりが激しくて、日によっては人手が足りなくなることもある」

 さらに、エンジンに関わる作業をしていた別の社員は「ノルマが決まっていて、品質よりも生産第一みたいな雰囲気があった」「自分の持ち場では、作業でおかしいと思うことがあっても聞ける雰囲気ではなかった」と述べた。

 日産では無資格検査の背景にコミュニケーション不足をあげているが、人員や作業量に無理はなかったのかも含め検証する必要がありそうだ。