元ライブドア社長で実業家の堀江貴文さん(44)らが創業した北海道大樹町の宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」は30日午後4時半ごろ、自社開発した小型ロケットを同町の実験場から打ち上げた。
だが約80秒後にロケットからの通信が途絶え、エンジンを緊急停止させた。
民間企業が単独開発したロケットでの日本初の宇宙空間到達はならなかったが、堀江氏は打ち上げ後、「次の次ぐらいには(宇宙に)行ける」と、今後も開発を続けることを誓った。堀江氏の打ち上げ後の一問一答は以下の通り。
-疲れたのでは
堀江氏 (現場に昨日の)1時ぐらいに入って、けっこうずっと…。打ち上げられない理由がいろいろ多くてありまして。
-実際の打ち上げに関し、打ち上げ前に気づかなかったことは。
堀江氏 入念にテストはしていたけれど、実際にやってみると不具合があった。必死にトラブルシューティングして、応急処置してきたのに。(発射予定だった)今日の昼頃には突然、船が入ってきたりして。
-昨日から駆けつけているファンもいるが。
堀江氏 ほんとにすみません。でも、迫力あったでしょう?
-宇宙空間には到達できなかったが、失敗ではない?
堀江氏 打ち上げ自体は成功ですが、宇宙には到達できなかったので目標は達成できなかった。それはまた次回、ということで。
-目標達成率は?
堀江氏 半分は超えた。次か、次の次くらいには(宇宙に)行ける。今回、ちゃんと点火して空を飛んだ。データを解析して、次に役立てる。やることはたくさんあります。