最近、CEOベゾス氏のワイドなスタイルも話題だ。
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アマゾンは、本の販売からソフトウエア開発まで、あらゆることをインターネットに移行させ、成功を収めた。
そして今、デジタル化が進むヘルスケア市場でも成功を狙っているようだ。
アマゾンは、新たに「1492」と名付けた秘密の研究所を立ち上げた。ヘルスケアテクノロジーに特化した研究所だ。CNBC が7月26日に伝えた。
CNBCによると、研究所は医療機関が保有する電子記録を消費者や、そのかかりつけ医師が利用しやすい形にしようと研究しているようだ。またインターネットを利用して患者と医師を結ぶ遠隔医療システムの開発も検討している。さらにアマゾンエコーなど、同社のデバイス向けにヘルスケア関連アプリの開発も考えている。
同社が、ヘルスケア関連の端末の開発を計画しているかどうか、CNBCは明らかにしていない。
研究所の設立は、ヘルスケア業界を狙う同社の幅広い取り組みの一部だとCNBCは述べた。同社のクラウド部門は、病院や製薬会社を顧客にしようと試みている。医療用品の販売はすでに手がけている。さらにアマゾンは数十億ドル規模の薬局事業に参入するために人材を確保している。
CNBCの記事はこちら(英文)。
[原文:Amazon has set its sights on healthcare tech with a stealth lab it calls '1492']
(翻訳:梅本了平)