下着メーカーのトリンプ　スポーツ用品市場に参入

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　下着メーカーのトリンプ・インターナショナル・ジャパンは２４日、スポーツ用下着市場に本格参入すると発表した。第１弾のスポーツ用ブラジャーを２６日発売する。運動人口増加に伴い伸長するスポーツ下着市場に、下着専業メーカーの製造ノウハウを生かした商品群を投入し、スポーツ用品メーカーなど他社との違いを訴求する。

　スポーツ用下着ブランド「トライアクション　バイ　トリンプ」はブラジャー３種（小売希望価格４２１２円から）で展開する。激しい運動向けの「カーディオ」（同６３７２円）はスポーツ用ブラジャーでは珍しいワイヤ入りで、動いても揺れにくく、胸を潰さずに保持する。通常のブラジャー同様、カップとアンダーでのサイズ展開でフィット感も高まるという。

　同社によると、国内の女性向け下着市場は昨年１４００億円（推計）と５年連続で縮小する中、スポーツ用下着は健康志向の高まりによるスポーツ人口の増加に支えられ、昨年は１７０億円と５年連続で伸長した。だが、運動時のスポーツ用ブラジャーの使用率は３割止まりで「機能性やファッション性を求める女性は多く、既存品に満足していない。市場成長性も潜在ニーズも高い」（同社担当者）ことから市場参入を決めた。

　自社直営店や通販のほか、スポーツ専門店を販売チャンネルとして開拓、今年は計１５０店舗での展開を目指す。今秋にはボトムも投入予定で、今年の目標販売額は５０００万円。