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スシロー、画面上で寿司を回す「デジロー」店舗を拡大 くら寿司は“リアルに回す”
谷頭 和希チェーンストア研究家・ライター・批評家
「ゲーム」の手法を取り入れて、小売やサービスにエンタメ性をもたらし、顧客のインタラクティブ性を高める「ゲーミフィケーション」の手法がさまざまに広がっていますね。
ゲーミフィケーションの特徴は、顧客が自発的に(繰り返しゲームをやるように)そのサービスを自ら受けにくること。このスシローの画面も、ゲーム的で、画面をタップするのが面白くてついついお寿司を取りたくなってしまいますね。
ただ、一方で食べられる量以上のお寿司をとってしまう例も増えそうですが、、、
外発的な要因から行うことになった政策ではありますが、回転寿司チェーンに新しい展開が来ていますね。
スタバが「紅茶特化店」を増やす理由。タリーズも全国30店展開
谷頭 和希チェーンストア研究家・ライター・批評家
日本のみならず、世界のチェーンストア全体で、なぜ「紅茶チェーン」が広がらなかったのか、ということは、よく話題に上るトピックですね。
以下のXのリンクは、その議論を考えるのに、とても興味深いトピックです。参考までに。
https://x.com/aristocrats_tea/status/1756177551519801794?s=46
この投稿のリプライなどでも触れられているかもしれませんが、紅茶はゆっくり嗜むもの、というイメージがあり、いわゆるファストフードとの親和性が悪かったのかなあ、なんて思います。
いずれにしても、そんな紅茶の注目が上がっているとのことで、チェーンカフェにおける紅茶の存在感がどうなっていくのか、注目ですね。
リニューアル 渋谷の「TSUTAYA」があす(25日)オープン 「レンタル」無くして大変貌
谷頭 和希チェーンストア研究家・ライター・批評家
本日、メディア向け内覧会に行ってきました。
これまでの「TSUTAYA」の概念を大きく覆す施設になっています。特に、IP関連のショップはTSUTAYAコラボのオリジナル商品も展開しており、見応えがあります。
シェアラウンジもすごいです。1時間1660円で、飲み物・冷凍食品・お菓子等食べ放題。また、アルコールセット(2200円ぐらいでした)にすると、COEDOビールやプレミアムモルツ、ヒューガルデン、ワイン、焼酎なども飲み放題になるという、「価格破壊的」な設定。スクランブル交差点が大きく見えるようになっており、景色としても最高です。
また、2階のスターバックスもワンフロアまるまるスタバになっており、ここでしか味わえない、空間設計・空間演出がされています。インバウンド向けの商品なども豊富に展開しており、日本の新しい観光名所の一つになるかもしれません。
余談ですが、今回のリニューアルで渋谷TSUTAYAが顧客に据えたのは「若者」と「インバウンド」。特にインバウンドは、データでみると、銀座や浅草、新宿に行く数は減っているのに、渋谷は爆増しているらしいです。そのような需要も見込んでのリニューアルだったみたいですね。
東京近郊にお住まいの人は、ぜひ覗いてみるといいのではないでしょうか。
共倒れになりそうなのに、なぜ近所に「同じコンビニ」が増えるのか…物理的な距離より大事な「商圏戦略」の裏側
谷頭 和希チェーンストア研究家・ライター・批評家
企業がブランドイメージを構築するのに重要な要素の一つが「イメージ」です。ドミナント戦略にもあるように「このエリアではこのチェーン」と人々に意識させられるようになれば、かなり強い。
企業側の視点に立つと、どうしても商品の値段や品質にばかり目が行きがちですが、意外と消費者の行動選択を見ると「なんとなく」選んでいる場合も多い。実際、私たちがコンビニで何かを買う時、それを買った理由を明確に説明するのはなかなか難しいのではないでしょうか。
この「なんとなく」を支えるのが、「イメージ」。とりあえず選択肢として消費者の頭に、その店が浮かぶようになれば、その店はかなり強いと言えるでしょう。そのような「なんとなく」の消費者心理も踏まえて出店が求められていると思います。
王者・スターバックス成長神話崩壊の足音…中国での苦戦と北米の難易度の高いカフェチェーン店舗運営に対応しきれるか?
谷頭 和希チェーンストア研究家・ライター・批評家
スターバックスの強みは、その空間設計や「サードプレイス」というコンセプトにありますが、何よりも、顧客のターゲットを絞り、そのターゲットに深く突き刺さる空間作りを行っていることにあると思います。
実際、「スタバを使いそうな人」には、共通する、ある雰囲気がありますが、そうした強固なイメージを作ることができていることが、スタバの大きな強みだと思います。また、世界各地にはスターバックスマニアもおり、そうした熱狂的なファン層を獲得しているのは、スタバぐらいなものではないでしょうか。
そういう意味では、スタバのビジネス上の敵は、「コーヒーショップ」というよりも、テーマパークなどの場所に近いのでは、、?ということも思ったりしますね。
いずれにしても、他のコーヒーチェーンとは異なるポジションを持ったスタバなので、記事で言われるほどのショックは起きないかな、とは思います。
セブン、ヨーカ堂の上場検討=成長へ「有力な選択肢」―27年以降、株式過半売却も
谷頭 和希チェーンストア研究家・ライター・批評家
ヨーカドーはじめスーパーマーケットに関する、戦略委員会の提言は以下のとおり。
「 SST事業が自ら成長資金を捻出し、持続的に収益性を伴った成長を続ける事業体への変革を達成できる よう、戦略委員会における月次での綿密なモニタリング実施」
「 SST変革後に、(CVS事業とSST事業が食の開発における協働を維持されるべく、)SST事業の一定 の持分が継続保持された形での SST 事業の IPO による両事業の分離に関する包括的な計画の策定」
とても簡単に言うと、
・ヨーカドー変革のためにめっちゃ厳しいモニタリングを行うよ!
・それで変革したら、ヨーカドーとセブンを分離する計画を立てるよ!
ということでしょうか。
ちなみに詳細では「衣料品や日用雑貨」の取り扱いを大きく減らし、商品事業に注力する、という旨のことが書かれています。
わかりませんが、ヨーカドー内では祖業である「衣料品」にこだわる人々もいるかもしれません(アダストリアなどとタッグを組んだニュースも話題になりましたし)。戦略委員会側と、ヨーカドー側のやり取りが激化する可能性もあるかもしれませんね。
渋谷はもう「若者の街」じゃない…イケてた街が「楽しくなくなった」納得の理由
谷頭 和希チェーンストア研究家・ライター・批評家
こちら、書きました。実は、この記事にはちょっとした文脈がありまして、
以下のツイートが猛烈にバズりまして・・・
https://x.com/impro_gashira/status/1776962383749267851
「渋谷のカフェ、どこも混みすぎなのは、都市の中で滞留できる場所が減ったからなのではないか?」ということを書いたのですが、予想以上の反響でした。結構みなさん、そう思っていたのかもしれません。
これに関連して、さまざまな人に「渋谷」について調査しましたので、「滞留場所の変化」「渋谷のイメージ」などを聞いてまとめてみました。
後編は渋谷にいた、ジベタリアンの減少が渋谷の特権性を失わせたのか?という話をしてますので、よければこちらもどうぞ!
https://gendai.media/articles/-/127262
NORMAL
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