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【衝撃】下方修正3回、「改革の先駆者」住友化学の誤算
Hattori KoheiJapanese Chemical Trading House Company Manager
「原料のナフサを海外からの輸入に頼る国内石化は、原料費が高くつくので、そもそも競争力がない。」
と単純に言い切るのは。。じゃあなんでラービグは上手く行ってないの?となりますし。。
石化と言ってもエチレンなどの基礎石化製品と下流の石化製品とではマーケットのポジションが各社全然異なります。国内では利益を出せていなくても積み重ねた触媒技術を海外にライセンスして稼ぐ会社もあります。ナフサを海外に依存しているハンデを各社分かった上で、産業の発展に貢献してこようとやってきたわけなので。今の日本の石化市況は最近の国内エチレンプラントの稼働率を見れば芳しくないのは明らかですが、だからこその各社の事業統合などの動きなのかと。ただ、市況が追い風になるとメディアは手のひらくるりなんですかね。
自工会・豊田会長「すべて電気自動車にというのは違う」総裁選前に
Hattori KoheiJapanese Chemical Trading House Company Manager
悪いのが炭素、カーボンという表現は適切ではないと思うんですけどね。二酸化炭素は酸素と炭素の化合物ですし。悪いのはあくまで温室効果ガスなので。。自動車の燃費を向上させてきたのはエンジンやハイブリッドの技術進化に加えて金属から樹脂(プラスチック)への置き換えなどを行い車体の軽量化もされてきていることの複合的な産物です。しかしコメント欄を見ていても、化学産業に身を置く人間として「炭素」で一括りにしすぎでは?と感じます。原因はカーボンフリーとかカーボンニュートラルとかが叫ばれているからだとは思います。化学産業は炭素を操るする産業として発展してきましたが、これから温暖化問題を乗り越えるための新しい技術を創出しなければならないと信じていますし、実際各社必死に取り組んでいます。
もっと多面的な視点での議論を望みます。
「スプーンだけでなくプラスチックすべてが対象だ」小泉環境相が描く脱炭素社会の未来図
Hattori KoheiJapanese Chemical Trading House Company Manager
プラスチック全部をターゲットにされたいという大臣の発言に対して化学業界に身を置く者としてはとても複雑な心境であるが、「いやいや、プラスチック全部なくすなんて現実的ではないし、様々な産業のサプライチェーンを理解されているのでしょうか?」という業界寄りの思いと、とは言いながらもこういう大臣のような尖った意見は欧州では支持されているらしく、化学メーカーで働くことが欧州では恥ずかしいことと言われる傾向もあると聞くため、無視はできない。ただ、気になるのはプラスチックをなくした未来に何があるのか?ということ。代替できる素材はそんな簡単に見つからない。それくらい我々の文明社会はプラスチック(合成樹脂)なしでは成り立たない状況になっている。食品包装は全部紙容器にして、自動車はすべて金属素材ベースにできるでしょうか?車は重くなり燃費は悪くなります。
手段を目的にしないことが大事だが、ゴールはCO2の排出量削減と海洋などに投棄されるプラごみの削減のはずである。例えば製造過程で生み出されたCO2をどうマネージできるか、ポイ捨ての多いエリア・国に対して国や企業としてどういう関わり方ができるかに議論が移っていくことを祈る。私自身も自分の業務でそういうことに関われれば。
NORMAL
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