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「スプーンだけでなくプラスチックすべてが対象だ」小泉環境相が描く脱炭素社会の未来図
FNNプライムオンライン
Hattori KoheiJapanese Chemical Trading House Company Manager
プラスチック全部をターゲットにされたいという大臣の発言に対して化学業界に身を置く者としてはとても複雑な心境であるが、「いやいや、プラスチック全部なくすなんて現実的ではないし、様々な産業のサプライチェーンを理解されているのでしょうか?」という業界寄りの思いと、とは言いながらもこういう大臣のような尖った意見は欧州では支持されているらしく、化学メーカーで働くことが欧州では恥ずかしいことと言われる傾向もあると聞くため、無視はできない。ただ、気になるのはプラスチックをなくした未来に何があるのか?ということ。代替できる素材はそんな簡単に見つからない。それくらい我々の文明社会はプラスチック(合成樹脂)なしでは成り立たない状況になっている。食品包装は全部紙容器にして、自動車はすべて金属素材ベースにできるでしょうか?車は重くなり燃費は悪くなります。 手段を目的にしないことが大事だが、ゴールはCO2の排出量削減と海洋などに投棄されるプラごみの削減のはずである。例えば製造過程で生み出されたCO2をどうマネージできるか、ポイ捨ての多いエリア・国に対して国や企業としてどういう関わり方ができるかに議論が移っていくことを祈る。私自身も自分の業務でそういうことに関われれば。
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