笠原 規男

恣意的にレイティングをいじったりするのは、長期的にはマイナスという証左。

富士通は、過去にも、タイピングの癖から認証をおこなうといった、個性的な基礎研究をしています。 今回の技術は、「例えば迷子や高齢者の捜索」と言いますが、そのような目的に防犯カメラの映像を提供してもらうようなことは事実上不可能なので、また、コンセプト的にはおもしろいけど、実用にはならない技術になるのでしょうね。(警察が導入するというなら話はちょっと変わりますが)

一部で、ウッズが乗っていたクルマがヒュンダイだったことが話題になっているそうです。 https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210224001600882 超リッチマンがヒュンダイなんか乗るかねと思ったら、大会スポンサーから貸与されたものだったんですね。 安全支援システム満載の最新ヒュンダイ車だったから、この程度の怪我ですんだというのか、他のメーカーだったらもっと軽くてすんだだろうなのか。「現地で話題」というのは、どっちのコンテキストなんでしょう。

SalesforceがMicrosoft化してきた感がありますね。 去年Tableauを買収したSalesforceですが、製品・サービスの統合はなかなか進んでいません。自らChatterという有力なビジネスチャットを持ちながら、slackを買収してきた様は、Skypeをはじめ、競合サービスを飲み込んだものの一貫性のある自社サービスとして統合できなかったMSの姿と被ります。

ポルシェでもタルガのルーフが首都高で飛んだなんて話がありましたね。 こういう事故は確率の問題なので、それだけテスラの販売台数が増えているということでしょうね。 (もちろん、「確率」は品質の高いメーカー低いメーカーで異なります)

“　同社は2015年に設立。ホームページによると、技術者らは265人。民間調査会社によると、売上金は18年3月期は約4億円、19年3月期は約11億円に伸びている。” 技術者265人で売上11億円。人月35万円ということですか。もちろん、稼働率100%ということはないでしょうが、せいぜい、人月50万くらいの商売ですかね。経歴が偽装だろうが本物だろうが、まともな実力があるエンジニアは、この単金では働かないですよね。いわゆる数合わせ要員。 二次請、三次請で現場に入るのでしょうから、発注側も一次請がケツ持ってくれれば、個人の経歴なんてどうでもいいのでしょう。

中見出しに「京の反省受け、英Arm社と協同」とありますが、Armの命令セットを採用し、バイナリー互換とした(IntelとAMDの関係と同等)だけで、CPUの設計は富士通独自のはずですが。

68kからPower PCへの移行時は、開発者として苦労しました。アセンブリコードを大量に含んでいたMacOSをPower PCへ移行させるのは、Apple自身も時間がかかりましたから、開発者が苦労するのは当然です。 Power PCからIntelへの移行時は傍観していましたが、Objective-Cのコードをリコンパイルするだけで基本的には移行は完了しますから、遥かに簡単だったと思います。 IntelからArmへの移行は、本当にリコンパイルするだけで終わってしまうんでしょうね。CPUの命令セットなんて本当に何でもいい時代です。

単にパワーと書かれると何のことだか分かりませんが、Power Platform のことです。 https://www.cloudtimes.jp/dynamics365/blog/microsoft-power-platform.html PowerApps + Power Automate(旧称 MS Flow) + Power BI 3製品の総称が Power Platform になります。 PowerAppsはかなり使い込んでいますが、マスターメンテ画面のような極めて単純なものならばともかく、普通のビジネスアプリケーションを作ろうとすると、とてもローコードとは言えません。SQLの知識も必須です。 あらゆるボタンにイベントハンドラーを書かなければならず、しかも関数型プログラミングの経験がない人は、慣れるまでかなり時間がかかると思います。 ローコードツールは、本当にローコードで済むかは、作ろうとするアプリケーションの複雑さによります。kintoneですら、難しいことをやろうとすると、ゴリゴリにJavaScriptのコードを書かないとならないですからね。