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【提言】日本企業は「フリーランス」の価値を正しく理解していない
安藤 裕紀NewsPicks Engineer, Site Reliability
NewsPicksの開発も何名ものフリーランスITエンジニアの方にご支援いただいています。
ITエンジニアに関して言えば、フリーランスの方と協業する時に必要なポイントは「プロに対する業務委託として依頼内容を明確にする」ことだと思います。何となくチームに入って派遣的に幅広く仕事を手伝ってほしいとか、SIerとの請負契約のように技術的詳細に立ち入らず要望だけを丸投げして提案を待つとか、そういったやり方ではワークしません。
NewsPicksの場合は配属先チームのリーダーが社員のシニアエンジニアなので、フリーランスの方に技術課題ベースで依頼をし、業務委託コストに対するチーム成果に説明責任を持っています。
ITエンジニアは人手不足なので、企業としてフリーランス人材の活用は間違いなく検討すべきですが、課題を定義し依頼し成果を出すことにも技術力や現場のリーダーシップが必要なので、フリーランスの方との協業を成功に導く社内体制の構築とセットで考えるべきだと思います。
SBI証券、国内株式の取引システムをAWSに刷新
安藤 裕紀NewsPicks Engineer, Site Reliability
1日2兆円超の株式取引を処理するシステムがAWSに。
NewsPicksでもAWS CDKを使ってインフラ構築・メンテナンスのアジリティを高めています。
「内製エンジニアの強化とそれを通じた競争力向上」に効果があることは間違いないですね〜
“また、システム開発を担うSBIシンプレクス・ソリューションズなどの内製エンジニアの強化とそれを通じた競争力向上にもAWSの効果はあるという。枯れたシステムの運用だけでなく、新たなテクノロジー開発をミッションクリティカルな事業で活用することは、魅力的で成長できる現場となるため、「いいエンジニアをあつめるきっかけになる」とした。”
【独自】プッチンプリン出荷停止の「主犯」はデロイト!グリコのシステム刷新で1年遅延の末に障害発生“ボロボロ案件”の実態 - コンサル大解剖
安藤 裕紀NewsPicks Engineer, Site Reliability
システム障害と関係あるかはさておき業界事情として。
基幹システムを切り替えるような大規模プロジェクトでは、現場の業務プロセスを整理してAS-IS/TO-BEを現実的な形に落とし込む業務コンサルが必要なので、上流のPMOにコンサル会社が入ることはよくあります。デロイトもこのポジションを取ることが多い会社だと思います。
大企業のマルチベンダー体制では、顧客お抱えのSIer担当範囲含めた全体のプロジェクトマネジメントが必要になるので、顧客やコンサル会社には難しい舵取りが求められます。プロジェクトを難易度の高いマルチベンダー体制にしているのは顧客側に発注者の管理責任があるので、一概にコンサル会社が悪いとも言えません。
プロジェクトを完遂させるための実行力まで備えていることの需要もあって、アクセンチュアやNRIなどコンサルからシステムまでワンストップで手掛ける会社は口だけでなく手も出せるのでプロジェクトを畳む力が強い印象です。デロイトも実行支援のためのエンジニア採用を拡大しているようです。
「Vポイント」一部サービスでトラブル 残高など確認できず
安藤 裕紀NewsPicks Engineer, Site Reliability
ITエンジニアとしてはポイント統合プロジェクトのリリース、なんのトラブルもなく完了したら拍手喝采もので、トラブルが起こるのが普通だと思っています。
どんなにスキルの高いエンジニアでもこれだけ大きな会社同士のポイント統合をやったことがある人なんていないですし、システムの要件も会社ごとに異なる不確実性の塊です。むしろ影響をどう極小化するかと早期復旧の舵取りこそが実力が出る部分かと。
私も旧Tポイント/Vポイントのユーザーですが、ポイントが表示できない程度で決済や貯めることには影響なくて良かったですね。エンジニアのみなさま、復旧まで無理せず頑張ってください
日米給与格差が信じられないほどに開いてしまった、特に専門分野では
安藤 裕紀NewsPicks Engineer, Site Reliability
ソフトウェアエンジニアは日米で4倍の開きとのことですが、L6(Staff)クラスはメルカリなど一部の好待遇企業では差は2倍程度まで詰めていると思います。
ソフトウェアエンジニアのパフォーマンスは人によって雲泥の差があるため、メンバーシップ型の年功序列制を敷く日本企業の給与テーブル(年次で数十万ずつ昇給など)ではそもそも正しく価値を評価できないという課題があると思います。ジョブ型のミッショングレード制に転換する企業が増えれば差も縮まるのではと思います。
“もっとも、L9レベルは、グーグルの中でも特別かもしれない。それより3階級下のL6(Staff)を見ると、年収53万ドル(2756万円)だ。基本給が25万ドル、ストックグラントが23万ドル、ボーナスが5万ドルなので、L9の報酬が高くなるのは、ストックグラントが多くなるためであることが分かる。”
NORMAL
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