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【独白1万字】ドンが語る。ダイキン、「無敵経営」のすべて
椿 奈緒子メンタリング株式会社 代表取締役 /新規事業人
長い間、沢山失敗されているから、筋の良い戦略が生まれるのだと思いました。
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ダイキンは、「1流の戦略と2流の実行力」よりも、「2流の戦略と1流の実行力」を選ぶ会社です。「俺は経営トップなんやから」と気負って、遠い将来の話や、壮大な理論なんて言うてたら、空論になってしまいます。
だから、企業を買収する時は、その企業のトップ経営者を見るのはもちろんだけど、「現場は誰が見とるんや」、「現場の情報はどう掴んでおるのか」という質問を必ずすることにしています。
トップ自らが海外の現場へ入りこまないかん。
買収というのは「人を買う」、「時間を買う」ことです。
ただ、相手の会社にはその会社なりに企業文化を持っておるわけです。役員や部長が指示を下したら、それに対して下の社員がどう反応し、どう行動するかという、長年培うてきた会社の暗黙知や企業文化があるのです。
それをダイキン流のフラットな組織だとか、人を大切にする経営だとか、良かれと思っても相手に押し付けるとどうなるかです。すぐに人が辞めます
自社の文化や暗黙知を買収先に急いでトランスファー(移転)しようとすれば失敗します。もちろん、人を送り込んで彼らが今までやってきたことを否定するような行為も失敗します。
海外のM&Aでは、功を急いだら失敗します。けど、逆に相手に任せっきりでも失敗する。
一緒の仲間になるわけですから、「ダイキンが助けてほしいこと」を相手に伝えます。同時に相手から「ダイキンさんよ、こうしたことに困っている」と言われたら、ひたすら援助する。
ダイキンでは、こうしたことを徹底してきました。
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椿 奈緒子メンタリング株式会社 代表取締役 /新規事業人
カゴメと飲料、ツムラとサプリ。アライアンスの新規事業ですね。堅実!
>美や健康に関連する栄養素をサプリなどで供与するインナーケア事業です。具体的には、この分野において新たなブランド「シセイドウ・ビューティ・ウエルネス」を立ち上げました。2月には第一弾として、ツムラと連携したタブレットタイプのサプリメント「チューンボーテ」と、カゴメと連携した飲料「ルーティナ」の取り扱いを開始しています。
資生堂が持つ先端美容科学ノウハウをベースに、「チューンボーテ」はツムラが持つ漢方知識である東洋「五臓」の考え方を融合、「ルーティナ」はカゴメの野菜と果実の応用技術を活用して、それぞれ日常的な健康管理目的のサプリメントとドリンク剤として開発しています。
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椿 奈緒子メンタリング株式会社 代表取締役 /新規事業人
サクセッションプランに結構前からコミットされていたのもすごいなぁと思いながら拝見していたし、私的利用で告発したから候補取り消しなんて事はこの役員陣であればあり得ないでしょうし、だからといって候補を公開してから親である株主からNoも、そのタイミングかい!というのはそうだなと思います。
メディアとしては、とても良い取材だと思います。
社外取締役として、絶対に外に出てこないようなこういった話を聞けるのは非常にありがたいです。
指名報酬委員会の話なんて特に激レアすぎです。
退任時、株主になって株主総会で帰ってきます!とよく言うシーンありますが、メディアで見るとカッコいい。
色々ないざこざ処理は経営をしているとよくあると思いますが、何があろうと株主に対して企業価値向上をコミットするのが社外取締役の役割。
なりたくて頑張ってなるわけでも、辞めたくないから固執する事も無い、というのが、特殊なポイントだと思います。
「社外取締役どうしたらなれるのか、社外取締役ファッション化」という話が岡島さんからありましたが、本当に削られる重積な仕事。「アクティビストの1on1に耐えられるのか?」というのは正にそれ。
社外取締役のリアルなお仕事現場レポートとして、シェアしたいと思いました。
NORMAL
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