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ネーミングライツは応募ゼロ、利用日数激減で「すぐ破産する?」…「札幌ドーム」批判の「誤解」を解く
阿部 務某上場企業 内部統制部門 部長
>「財務諸表に一切目を通さず、単年度の赤字のみを見て経営を語っている人があまりにも多すぎると思います。第25期(令和4年4月1日~令和5年3月31日)の決算書類を見れば、明らかですが、現状札幌ドーム株式会社には約22億円の利益剰余金(内部留保)があります。仮に赤字を4億円と仮定し、これが改善されず何の援助も受けなかったとしても、5年は生き延びることができる。十分なキャッシュがあり、すぐさま税金が投入されるような経営体質でもありません」
利益剰余金は現預金ではないので、利益剰余金があるからといって企業がその分だけ延命できる、というのは誤解です。
せっかく財務諸表を見る、というアクションをしても、それを正しく見るチカラが無いならダメですね。
利益剰余金を内部留保と呼ぶの、本当にやめた方が良い。議員の人たちは誤解し過ぎてる。
議員になるための資格として、最低でも簿記2級くらいは課すべきでは?
グリコ障害、開発担当デロイトに原因か…なぜERP刷新失敗で1カ月も出荷停止
阿部 務某上場企業 内部統制部門 部長
>『システムが止まっても手作業で出荷できるのではないか』とも考えられがちだが、在庫管理から販売、会計までが一気通貫でつながっているので、各工程での商品・数量の動きがすべてシステムに反映されないと、何がどれだけ出荷されて、どれだけ売れたのか、数字を把握できなくなり、正しい会計処理もできなくなる。
そうです。
なので内部統制報告制度(J-SOX)ではプロセス評価をするし、そのプロセスに組み込まれているシステムも評価します。
よって、本件はグリコの内部統制報告書において『開示すべき重要な不備』という開示をしなければならなくなる可能性があります。
グリコは12月決算なので、12月末までにシステム改修が終わり、今回の障害の要因を特定してそれを是正し、同じ要因での障害が起きるリスクが一定程度低い=内部統制として有効と言える水準になっていれば、内部統制報告書で不備開示をする必要はありませんので、残り9ヶ月弱でそこまで出来るかどうか、ですね。
NORMAL
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