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LIFULLが「老卒」採用。65歳以上雇用、トヨタも本格着手
Business Insider Japan
松下 朋弘ユニヴィス法律事務所 弁護士
これは人事担当者向けのトピックなのですが、定年前にその会社に就労していなかった定年年齢以上の高齢者を雇用するときは、第二定年制を導入し、老卒向け定年を就業規則上用意した方がいいです。 それというのも、定年年齢以上の労働者の無期転換権行使を防止するにあたっては、専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法に基づく第二種計画認定を利用するのが通常ですが、第二種計画では定年前にその会社で働いていなかった労働者の無期転換権行使を阻止できません。 何を言っているのかというと、別の会社で働いていた定年年齢以上の老卒者であって、5年以上働いて契約が有期契約更新されたことのある労働者は、無期転換権を行使できてしまうので、亡くなるか身体機能が衰え労働能力が真に喪失するまで雇用を継続しなければならなくなります。たいていの会社が考えている老卒採用は、短期間の雇用契約の更新によって会社が切りたいとき切るような制度だと思いますので、日本の無期転換権制度と相容れないことが出てくるでしょう。 老卒採用向けの就業規則上のルール整備までしている会社はおそらくほとんどないので、今後課題になってくると思います。
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「アディダス」VS「トム ブラウン」のストライプ商標権侵害訴訟、第二ラウンドも「トムブラウン」に軍配
WWD JAPAN.com
衝撃の異物混入、「超熟」食パンにクマネズミの一部が入ってた…購入者は「慰謝料」もらえる?
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GW明けが「最も忙しい」 依頼殺到 退職代行サービスの今
毎日新聞
「週5日労働がふつう」は大間違いである…仕事でへとへとになってしまう人に決定的に欠けている視点
PRESIDENT Online
松下 朋弘ユニヴィス法律事務所 弁護士
現在労働基準法に規定される原則週40時間1日8時間の労働時間規制は、オイル・ショックを日本が乗り越えた後、諸外国から長時間労働の是認によるソーシャル・ダンピングによって価格競争に打ち勝っているという批判を受け、昭和62年にようやく導入されました(それまでは昭和22年に制定された労働基準法に基づく週48時間が原則的な一週間の法定労働時間でした)。 現在に至るまで日本における労働時間規制は、昭和22年の労働基準法制定当時(もっといえば、明治44年制定の工場法も)から、国際関係を踏まえた外圧をベースに見直しされてきたものであり、労働者とのコミュニケーションに基づく制度形成はちゃんとできていなかったんじゃないかと推察されます。 1日8時間、週5日という労働時間法制も、欧米における労働者の健康に関する研究をベースに取り入れられたものですが、当時の研究は工場労働者の画一的な労働環境をベースにしたもので、これを踏まえると労働時間規制は業種・担当業務・役職なども十把一絡げにしたものであるとも思えます。 人手不足が謳われる今、労使間でより長くwin-winな労使関係を築くためにも、個々の労働者の適性や成長に合わせた労働時間の在り方は、国や各会社でより検討されていいんじゃないかと考えることがあります。
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