飲食店悩ます現金コスト 大分からあげ、小銭削減に知恵 - 日本経済新聞
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キャッシュレスの手数料が話題になっていますが、現金も実は手数料が必要です。ここ最近は金融機関における小銭の取扱手数料(入金や両替)が無料から有料へ、もしくは大幅値上げされており、単価が千円以下の小売・飲食業では問題になっています。
これらの手数料を回避するため千円に売価を統一するラーメン店などもありなかなか涙ぐましい努力を強いられておりますが、大分からあげさんでは「会計時にお釣りが発生しない場合はポイント3倍増額キャンペーン」を1か月限定で実施すると言う新しい「現金管理コストの削減アイデア」を実施したそうです。キャンペーン自体は「お釣りが出ない金額で支払った場合は通常1ポイントのところ3ポイント付与します」というものです。このポイントは10ポイントで100円の値引になるので、そうとうオトクな話だと思います。
もちろんこのキャンペーンは好評で、扱う釣銭の量は約1/3に削減され、それに伴い手数料だけではなくレジ管理コストも削減されたとのこと。釣銭間違いによる違算金の発生も抑えられることでこれまで見えてこなかった現金管理コストを削減することに成功しているとのことです。
お店側としては両替金の準備が最小限に抑えられ、お客様としては得をする。これは一挙両得なアイデアですね。