日本が「貧乏国」になった結果、自分を正当化する人が増えてしまった
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貧困と治安の話に近しいなと感じました。
あくまで統計上の話ではありますが、経済/所得と治安との間に相関があると言われます。国家の経済運営が良好で国民が富んでいれば犯罪や社会的な不安要素は少なく、治安が保たれる。簡単にいえば、新興国は治安が悪い、先進国は治安が良いみたいな感じです。
しかし、実際それは『絶対的な貧しさ』から生まれるのでしょうか。最近、それは『相対的な比較によって認識される格差』が原因なのではないかと感じています。
記事にあるような「被害者意識の強さ」や「自己正当化」も同様に、国が貧乏になったからではなく、相対的な『格差』が拡がったからと考えると、感覚的に腹落ちします。
メディアやSNSを通じて、金銭的な成功や煌びやかな生活をおっぴろげにする人たちを見ることが増えました。他者には日光が燦々と降り注ぎ、光り輝いて見えます(芝が青く見える)。
『自分と他者と比較』しやすくなった。
これが1つの要因にある気がしてなりません。
注目のコメント
まず中間層の没落みたいな現象は他の先進国でも見られるもので、グローバル化やら世界的な潮流のように思う。ただ他の先進国では賃金減少ではなく賃金上昇をしているが物価も上がっている点かな・・と思う。
自分達が不幸だと感じるかどうかは『何を比較対象とするかによる』SNSで豊かな人達の生活が可視化されてしまったことと、相変わらずマスコミなど『政治がダメだ、日本はダメだ』ってネガティブな記事の方がウケるということでそっちに偏っているように思う。
例えば『物価高で苦しい』ってテーマのときにはそれ以上の物価高の国と比べてマシなことは言わないし、『欧米の賃金が高い』って言う時には『物価も上がっているから中間層の生活はそこまで豊かではない』ということも言わない。韓国の1人あたりのGDPが日本を抜いたという時にはその代償としてあるような際立った低出生率なども言わない。
もちろん日本にダメな点はある。だが元から自分の問題を棚に上げて政治や社会の責任にしたい人達にとってはそういう記事はそれを正当化するのにうってつけ。都合よい情報ばかり引っ張ってくる。よく『政治を変えないと日本が終わる』なんて言っている人もいるけど、僕から言わせたら政治で変えられる部分もあるが、政治で変えられない部分の方がずっと多い。高齢化社会も中流の没落も政治でどうこうできる部分はそう多くないと思う。