世界経済の「分断化」、実はインフレ長期化の要因では…ウクライナ危機以降に深刻化とIMF
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スローバリゼーション。
グローバル化スピード低下は、トランプ氏の大統領当選と共に最盛期を、迎えるのかもしれない。
> 「円安を活かす」カードとして対内直接投資を促進していく戦略は、有力かつ不可欠の選択肢と筆者は考える。
オイルショックを契機にトヨタ社のカンバン方式など日本の競争力が増したように、イノベーションが求められているのは間違いない。DXや人的資本にそのヒントがあると指摘するのは簡単であるが、戦略への落とし込みは容易ではない。
注目のコメント
1年前のIMF世界経済見通し(WEO)でスローバリゼーションのフレーズを見て、取り上げたところ、非常に大きな反響がありました。今回のWEOで同じフレーズはありませんでしたが、基本的に趣旨として昨年の分析を確認するような内容が目立ちました。その証拠にfragmentationというフレーズは頻発し、世界の貿易や直投の動きが鈍くなっていることも指摘されています。
インフレが収まらない遠因として、世界経済の効率性を阻害するスローバリゼーション、分断、あり得るかと思います。宜しければご笑覧くださいませ。物事は全体像を見ると理解しにゃすりと思います。インフレの主な要因は、(1)人手不足による人件費の上昇、(2)戦争を含め世界経済の分断化、(3)脱炭素、です。ウエイトとしては(1)が50%、(2)が40%、(3)が10%程度でしょう。ただ、(3)はいまだCO2排出量が減るのではなく増え続けている現状を鑑みると、脱炭素の機運が加速して数倍に膨らむことはあり得ると思います。