未来は後からついてくる!?「時代を先取りし過ぎたデザイン」
デザイン事例から考える生活価値観とウェルビーイング
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「未来予測」がビジネスのトレンドワードになっています。デザイン業界も同じです。開発期間が長い製品であればあるほど先の事が気掛かりです。経営学者のピーター・ドラッカー氏は「未来について言えることは、二つしかない。第一に未来は分からない、第二に未来は現在とは違う」と発言されました。ドラマ「不適切にもほどがある」で昭和から令和にタイムスリップした主人公の小川さんが昭和に戻ってみんなに三原じゅん子さんが国会議員になっていたと言っても信じてもらえなかったように今とは全く違う未来はなかなか受け容れられないものです。その時代のプロダクトやサービスの価値となると世の中の気分が大きく影響するのでなおさら予測が困難です。
ドラッカー氏は「すでに起こった未来」という考えも述べられています。氏が意味したこととは異なるかもしれませんが、過去に考えられたアイデアに未来のデザインの種が潜んでいることもあります。振り返ってみると「早かったな」と思う商品のアイデア。そうした時代を先取りし過ぎた事例を材料に過去からの未来想像の可能性について考えてみました。富士通も昔は「早すぎた製品」を良く出していました。
時代を先取りするアイデアを形にして投入、でも市場がその感覚について行けない。
マーケティング&デザインを一歩先取りしているとギャップが生まれます。
一方現在では人々の行動をデータで可視化し少し先を予測できる時代になりました。
ギャップは生まれないですが、驚きや面白みは無くなってしまうのかもしれませんね。