部下がやりがちなハラスメント“ハラ・ハラ” ミスを指摘され「課長に言われた通りにやった」はグレー
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ハラスメントの「インフレ」は止まらないですね。この記事のように、具体的シーンに関わらないところで〇×を付けるタイプの思考が蔓延すると、結局「何も話さないのが何より」「触らぬ神に祟りなし」と、コミュニケーションそのものから逃避し始めます。
しかし、最近の研究では、そうした信頼関係の無さそのものが、こじれた時にハラスメントに発展しやすいことがわかっています。乾ききった荒野のほうが、少しの種火が燃え広がりやすいのと一緒です。
「〇〇は今の時代はグレーです」みたいな思考こそが要注意なのです。
注目のコメント
ハラスメントを気にするあまり部下に本音で話せないという上司の悩みを聞くこともあります。
まずは人と人としての信頼関係の醸成と、相手を尊重して、その立場や価値観を理解しようという姿勢からかなと思います。次々と新種のハラスメント呼称がふえる度に、言葉に気を使っちゃいますよね。
この言い方はセーフ、これはNGなどの事例もいいのですが、原則は、「世の中は自分から見えてる見え方だけじゃない」と考えることかと思います。
一呼吸おいて、相手の目から見える状況を想像してみると、 お互いに言う言葉が少し柔らかくなるかもしれません。過剰なハラスメント文化の高まりは強い組織づくりに向けた大きな障害になるかもしれないと感じています。
しかしそこに声を上げる人が矢面に立たされてしまうので、この流れがいつどのようにして止まるのか、注目しています。
記事にあった逆ハラによる問題が表出してくるのが契機になるかもしれません。