チャットGPTで高齢者の買い物支援 実証実験で7割が「サービス化希望」 6月に開始へ 香川・坂出市
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ネットスーパーで買い物をする時にChatGPTは役に立てるか?!
香川県坂出市玉越地区で行なわれた高齢者の買い物支援事業の実証実験に、商品選択などにChatGPTを採用したことが好評を博したという記事。要するに買い物難民向けのネットスーパー事業にChatGPTの導入を行って利便性を向上させることを目的に実験したとのことです。
対象となった玉越地区は世帯数は800人ほど、高齢化率が60%を越えるという高齢過疎地区であり、近くのスーパーまでは10kmも離れている買い物難民地区であるため本実証実験を実施。期間は3か月間、利用者は11世帯、購入回数は平均4.36回、平均購入金額は3,869円とのこと。ちなみに商品は地元の食料品店が準備、配達はタクシー会社が行うという良くあるスタイルとのこと。
ただこれChatGPTを使ったことに目が行きがちですが、正直事業採算性から考えるとなかなか…総売り上げは約19万円、食料品の粗利率から考えると全然ペイしない状態です。おそらくタブレットを使える家庭だけが試しに使ってみた、と言う感じになっているような気がするので、各家庭に任せるのではなく玉腰出張所まで足を運んでもらって操作をアシストしてもらうとか、移動販売と絡めつつ配送を一本化するとか、もっと現実的な解が必要かもしれません。