「失言の責任を取る」でも「リニア延期が決まったから」でもない…川勝知事が辞意を固めた本当の理由
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“エリート意識、差別意識が強く、それが当たり前の時代に生きてきた川勝知事にとって、多くの若い記者たちからの“総攻撃”は何よりも屈辱的だったはずだ。”
This is Japanese政治家おじいちゃん。
注目のコメント
「謝罪の逐次投入」は危機管理としては最悪の展開です。辞意を表明したからもういいだろう、と思ったのかもしれませんが、謝罪会見としてはやってはいけないことのオンパレードでした。侮辱発言とは全く関係のないリニア新幹線との抱き合わせ説明、しかもJR東海への勝利宣言の趣きを盛り込みました。「謝罪はするけれど撤回はしない」は、さらなる侮辱を重ねたことになります。「傷つけてたことで、私の心も傷ついた」は自意識過剰すぎて言葉も見つかりません。火に油を注ぎ、再度の謝罪と撤回に追い込まれました。
川勝知事ほどの人物でも、人は歳をとり、歳をとれば退化する。権力の座に長くいると、どうしても視線は高くなり、周りが見えなくなる。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」は、それが難しいからこそ今も残る言葉だと思います。静岡にゆかりのある一人と言わせていただくと、この方のピークは静岡文化芸術大学の学長になって、知事に転身したころだと思う。「オックスフォードを出た文化人が知事を務める」というところまでは、静岡の人たちの共感を得たと思う。そのあと、彼は権力をもち多選を重ねて実質的に職業政治家になったが、気持ちは自由すぎる大学教員のままで、そのまま老化してしまったのだ、というのが私の理解。3期目くらいでやめておけば晩節を汚すこともなかったろうと考えると、まだ当選できそうだというだけの理由で、この前の(2021年の)選挙で支持や推薦を与えてしまった自民以外のリベラル政党にも少なからず責任があると言う気がします。
リニア問題は解決してないです。結局トンネル工事にともなう水脈の問題、JR東海や国の見解を、知事がどう総括するのかが残りの期間、問われると思います。