北朝鮮の金与正氏「日本との交渉拒否」 首脳会談も「関心なし」
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岸田首相がかねてより表明した「条件をつけずに…金正恩総書記と向き合う」という日朝首脳会談に向けた意向に、北朝鮮は昨年5月から秋波を送り、日本の立場の変化と本気度を見極めようとした。今年の1月には能登半島地震に金正恩総書記自身の見舞いの意が寄せられた。水面下での交渉が続いていたと見られるが、金与正氏の度重なる声明は日本に痺れを切らして「政治決断」を迫ったとみられる。その回答が拉致問題の解決済みという北朝鮮の声明に「全く受け入れられない」という日本側の回答であったことに鑑み、見切りをつけたということだろう。僅かにあった機運を逃したという印象がある。