バンクシー新作 裸木と壁画で“葉が茂った木”に
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現代アートにおいて重要になるのは批判性ですが、この作品は記事にもあるようにバンクシーの過去の作品が持ち出されてしまうことを批判的に捉え、新たな状況を作品として提示したと見ることもできると思います。
注目のコメント
風刺画を嗜好するバンクシー。1970年代からニューヨークを中心に壁面にスプレーやマーカーを用いて落書きされるグラフィティアートが流行。当然許可されてない場所での落書きは犯罪とされながら、国境付近や貧困地域など規制の目が届かぬ場所で行為は続いた。
転機は1980年。芸術家のキース•ヘリング氏がニューヨーク地下鉄内の空き壁を活用し落書き活動を行い人々から注目を集める。彼のおかげで『落書き=悪』の印象が一変し、彗星の如く現れたバンクシーが人々を魅了するようになったのでしょう。バンクシーが今回の作品含め、世界で評価されるのは不条理な社会、経済、道徳への市民の声を代弁するような風刺作が多いからではないでしょうか。