製造業だからできる技術と構造の革新。アイシンの「ものづくりの力」を探る
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今回の取材は、愛知県刈谷市のアイシン本社近くにある「コムセンター」という場所で行いました。
ここにはアイシンがこれまでに生み出した製品の実物が多く展示され、同社の過去から現在までの歩みと未来に向けた取り組みの内容が、映像や写真を使ってわかりやすく紹介されています。一般の方も見学可能です。
展示を見て理解したことは、アイシンがその時々の社会課題を迅速かつ的確に捉え、また、自社の経済的利益のみを追求するのではなく、社会全体の豊かさとの両立を考えながら事業を展開してきたという歴史でした。
時代は脱炭素社会へと移りつつあり、世界中の企業が「経済的利益」と「地球環境保護」の両立に苦心しています。将来世代のニーズを損なうことなく現在の世代のニーズを満たすという「持続可能性」を実現するために私たちは何をすべきなのか?アイシンは長い時間をかけて育ててきた「ものづくりの力」でその難題を解決しようとしています。
取材を通して、日本の製造業の底力は今この時代だからこそ輝くと確信しました。その理由はこの記事の中にあります。最後までお読みいただければ幸いです。脱炭素のカギはワクワク
まさにそうだと思います。
気候変動対策というと、我慢を強いられるとか意識高い系とか思われることが多々あります(私自信環境学専攻なのでよくわかります)。
しかし、どのような社会を目指したいのか、そのためにどのような取り組みをするのか考えることで、
イノベーションも生みやすいシステムが構築されると思います。
私も将来、将来世代に誇れる脱炭素社会実現に寄与する仕事に就きたいと考えてます。アルミ溶解をガス炉から電気炉に変更できれば、脱炭素も、再エネ由来の電気を購入すれば済みます。
でもガス炉で排出される炭素を利用するメタネーションを選択したというところが、アイシンが自社技術を徹底的に活用する挑戦を選択したということだと思っていました。
ガス炉の高熱を利用して高効率な高温水電解の活用も視野に入っているんでしょう。
デンソーと同じような方向性で技術開発を競っているようでもあるようです。
炭素経済社会がもし訪れてきたら、炭素を削減するより利用する炭素循環は、強力なビジネスモデルになるはずです。
製品の性能やコストが差別化の要因だった時代はもう過去のものになってきているんですね。