アラサー女子がモヤる「不適切にもほどがある!」に見える"変われない自分を許してほしいおじさん"の甘え
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
同級生男子たちは絶賛のこのドラマ、ちょっと恐ろしくて見ていません。見ていない作品を評するのは申し訳ないのですが、身近に性被害があるかという問いには、こんなアンケートがありました。電車や路上などでハラスメント被害にあった経験があるかという問いに対して女性は7割以上、男性は3割がイエスと答えていました。男性と女性は日常の経験値の上での差が大きいのです。
「娘にしないことには他の女性にもしない」というだけでは十分ではなく「上司の娘にしないことは女性にしない」が日本のハラスメント講座では一般的です。娘も家父長制の元では父親の所有物ですから。さらに進んで「人間同士として嫌なことはしない」のところにたどり着いてほしい。「社長や上司のお子さんにできるか?」
これが基準になっているとは絶句です。
では部下のお子さんならいいんでしょうか?
「昭和のおじさん」はもちろん、それを正す側の言動も、何がOKで何がNGかという極めて表層的なガイドラインで終わっています。両方ともずれている。
どんな人に対しても、人としてリスペクトしなければならないという根本的なことが、すっぽり抜けていますね。自分の娘にしない、という言葉で一理あるなと感じた自分は幸せなのかもしれないと、父親による性被害の多さの統計を見て感じました。ただ、ドラマとしては分かりやすく例えただけで、自分の娘だろうが社長の娘だろうがしてはいけないことはあり、究極的には自分がされたら不快なことを他人にはすべきではないのかと思います。
このドラマは、昭和を明らかにノスタルジアに捉えた場面もあり、昭和のおじさんの切実な?思いが出ているのかもしれないと感じています。