【祭り】ETF化に沸くビットコインの「これから」を占う
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注目のコメント
いささか偏りがあり、論点が整理されていない記事だとの印象を持ちました。
ブルームバーグはビットコイン及び現物ETFに批判的立場であり、暗号資産業界全体にも、もちろん批判的です。
他方、ビットコインそのものについては、価値を認める投資家も増えてきています。ブラックロック等も立場を変更したのはご案内のとおりですが。
ゲンスラー委員長自身、2022年、ビットコインを「商品」と呼ぶ準備が出来ている唯一の仮想通貨であると発言し、資産として評価していました。
しかし、裁判所及び金融業界からの圧力を受けて、今回EFTを渋々承認したというのは「真実」なのかもしれません。
ビットコインの価格については、短期的なイベントを並べ、ボラティリティを語ってもあまり意味がないかもしれません。
専門家はビットコインの価格の最大の相関関係は「ドル建てのグローバルな広範なマネーサプライである」と述べています。
しかし、価格の上昇は、あくまで「ネットワークが過去15年間とほぼ同じように運営され続け、ビットコインのネットワークを価値あるものにしている特徴が将来も持続し続けるという注意点を前提とした見方である」としています。
https://www.lynalden.com/bitcoin-network-health/
ビットコインの将来は決まっておらず、現物ETFにも賛否両論あります。価値を考えるために現在議論される論点は知っておいてよいと思います。
なお、本記事のChafkin記者は、ピーター・ティールについて本を書いており、ティールは「アメリカの極右の台頭における重要人物でもある」としていますが、ティールを「極右」と呼んでいることからも、誇張と表面的との印象を持ってしまいます。
蛇足ですが、以下の記事のほうが、ティールの特徴を論理的に説明しているのでは、と思いました。
「伝説的起業家、ピーター・ティール。その哲学思想と描く「理想の社会」とは」『フォーブス・ジャパン』(2024年1月)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f25bdeb33c87bd72445189c0f2d996f2565f39c0?page=1強欲資本主義の象徴です。チューリップ投機と同じスキーム。いずれ枯れるでしょう。
それにしてもマネロンの温床になっているビットコインをベースにしたETFを承認したSECは何を考えているのか。訴訟に負けるから渋々と言うのは解せない。消費者を保護する立場のSECが、消費者を見捨て、強欲主義者を支持したことになりました。米SECがビットコインの現物ETFを承認したことが、市場を二分しています。
長らく承認に反対していたゲンスラーSEC委員長が語った承認の理由は歯切れが悪く、今後の動向に注目が集まります。