ジャニーズ報道は情報提供者の割腹自殺から…大手メディアが無視した『週刊文春』元編集長の"長文メモ"全文
コメント
注目のコメント
後半の、更に最後のページのメッセージはとても重いものですね。そして同感です。
反省をしているメディアやMCなどが、本当の意味で反省しておらず、また、同じようなことがあった時に反発する覚悟があって反省を口にしているかと言えば、おそらくNOでしょうね。人間、そんな簡単に変わらないです。今回の件について、いま何より反省を促されるべきなのはマスメディアでしょう。
これまでジャニーズ界隈の性加害疑惑に対してマスメディアの作ってきた空気は明らかに「芸能界なんてそんなものだろう」というような感じでしたよね?あれは何だったのかと徹底的に批判されるべきです。
そして、それを良しとしてきた我々のマスメディアに対する態度については、同様に重く反省されるべきです。そこが変わらなければ永遠に何も変わりません。
一億総懺悔、それ自体は悪いことではないでしょう、本当にそこに心からの反省があるのならば。
問題は、そこに全く重みを感じられない所にある。ポーズだけにしか見えません。反省するつもりが無いならするなよと思ってしまいます。
要するに、大衆とマスメディアの関係性についての具体的な変化が見えてこない限り、この類の問題は永遠に何の反省もされず、解決も無いと考えるべきだと私は思います。
今回のことのように、「公然の秘密」になっていることを正常性バイアス的に無視してきたことについて、後から騒ぎ出して「反省しま~す」みたいなポーズを皆して見せ合うという、大変バカらしいことを延々と繰り返すことになるのではないでしょうか。
それから、後から「私達は騙されていたんだ!」みたいなことを言い出すのは、何より卑怯だし、頭が悪い態度にしか思えないので、反省する気持ちが本当にあるのならばそれは絶対に止めるべきだと思います。(これは流石にほとんど見かけませんけどね)木俣さんは紳士です。入社前に週刊の編集部でアルバイトをしていた頃、どうやって情報収集しているかを教えてくれるなど、とても親切にしてもらいました。
裏の顔もあると思うので、少し怖い方ではありますが、そのくらいじゃないと週刊誌の編集長は務まりませんよね。
それはともかく、この記事は多くの人に読んでほしい記事です。
後編より。大手広告主の力は強大です。株式会社文藝春秋の広告部の仕事は過酷だと思います。
表4がシャビーだな、文春潰れるのかなと思ってましたが、そういう理由だったのですね↓
「広告部門と出版部門からは「松井と木俣はなんということをしてくれたのだ」というのが、文春社内での本音の反応でした。広告の説明会にも入れてもらえなかったと悔しがる広告部員の話をあとで聞いて、本当に同僚たちに苦労をさせたと、責任を感じました。しかし、それでも文春社内の誰もが、『週刊文春』がジャニーズと闘うことを許してくれたのは、文春には報道の自由を守るという社風があったからです」
「ジャニーズの圧力に迎合して、文春に広告を入れないことにしたクライアントの性的虐待への不見識も問われなければならないでしょう。業界用語で言う表4、つまり雑誌の裏表紙にあたる雑誌広告にはジャニーズタレントが起用されていることが多く、このページは金額的にも大きいので、それが痛手となっていました」