TikTok、インドネシアでオンライン小売業を4日から停止-法令順守で
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急な話ではありますが、インドネシアでは、10月4日をもって、TikTokを使ったライブコマースが禁止されました。
ただ、このような禁止は、インドネシアが初めてではなく、米国とインドでもすでに禁止されています。
インドネシアの経済産業省は、禁止の理由として、
・既存のe-commerce業者を保護するため
と述べています。
ライブコマースでは、インフルエンサーが独占的に有利になり、インフルエンサーではないe-commerce業者が不利になる、という主張です。これは結構衝撃的なニュースだなと自分の周辺で話題になりました。先日、SNSを活用したEC事業者への規則を改訂し、禁止すると発表されていたものの、そこからあまりにも速い動き。
先月末にインドネシア政府は、TikTokがEC事業者としての許可を得ていないので、代理店営業しかできないという見解を示していました。
TikTokとしてはTikTok Shop(ライブコマース事業)は、成長著しい期待の事業。中国版TikTokのDouyinが大成功したことを受け、TikTokユーザー1億人を抱えるインドネシアで2021年4月に事業展開を開始したのです。
そこから東南アジア各国へと展開し、わずか1年で流通取引総額(GMV)は44億ドル規模にまで成長しました。今期はその3倍規模の150億ドルになる見通しで、さらに東南アジアで拡大するとともに英・米への本格展開に動いているところでした。
TikTokが東南アジアEC市場を猛進撃
https://newspicks.com/news/8900601インドネシアは人口も著しく増加しており、注目が集まっていますが、これはどんな影響を及ぼすのか目が離せませんね。今回の背景として、宗教の対立といった面もあるでしょう。