東大に研究インテリジェンス組織新設 情報戦で国際競争力強化
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東京大学が、将来性のある研究課題の探索や研究者の確保などを念頭に情報の収集分析を行う研究インテリジェンス組織を今年度中に新設するそうです!
これは文理融合のあらゆる分野の把握努めて、国際卓越大学を見据えた取り組みになるそうです。
国際卓越大学のための審査会の一つに出席させて頂いた経験があり、そのやり取りを見る限りでも東大が日本で果たす役割の大きさと、それに伴う責任を感じます。
また、藤井総長の動きの早さと打ち手の多さには毎回感動しており、今後の動きがこちらも楽しみです。
注目のコメント
研究は情報戦が必要です。
世界的に高く評価されるような研究をめざすのなら、ですが。
日本の地方で建設業の中小企業としてやっていくのなら、その地方の公共事業とか、役所とか、何なら町議会のこととかを知っておくのは非常に役に立つことでしょう。
ピアニストとかバレリーナとして世界のトップ集団に入りたければ、1人で練習しているだけではダメで、そういうトップ集団に行けた人たちがどのような経歴を持っているのか、どこで学び、どういうコンクールに参加したのか、数百人分の情報を把握するべきでしょう。
そういう経歴を自分でもたどるための人脈も重要です。
どんなキャリアもそうですが、口だけでめざしていると言ってみるとか、夢見ているだけではダメで、まず情報ありきで、正しく効率的なルートをたどって自分のキャリアを形成していく必要があります。
日本の研究者の大半は、大学経営陣は、文部科学省は、世界的な研究のトップ集団を形成する方法を知りません。そのための情報戦をしていないからです。
地方の建設業の中小企業が、世界の建設産業での情報戦をしていないのと同じで、もともと世界のトップ集団になることを想定してつくられた組織ではないし、今もそのつもりはないからです。
中の人たちも、そうなるためのトレーニングを受けていません。
地方の建設業の中小企業経営陣に、これから世界の建設業と渡り合って、欧米、アフリカ、中東、南アジアに進出するための情報戦を始めろ、と言っても無理です。
そういうことをするためには、今ある組織の中でも最もそれができそうな組織、ゼネコン数社とか、総合商社とか(研究の世界だと東大になります)にやってもらう、ということになります。